1.落書きを鉛筆で紙に転写します 2.紙に写した落書きを、今度は刺繍生地にペンで転写します。コツは塗りつぶさないこと 3.落書きを転写した刺繍生地を枠にセットします 4.好きな色の刺繍糸を選びましょう。5.バックステッチで線をなぞるように縫います 6.右が原画で、左がそれを刺繍にしたものです(未完成ですが……) 7.先生が手がけるとこんな感じに! カワイイ 8.パッチワークにするともっとカワイイ 9.落書きが人形になっちゃうんですね
「取れてしまったボタンを、縫い付けるぐらいならできます。
玉結びは、小学2年生のときに習いました。でも、裁縫は初めてです」
なかなか針穴に糸を通せない僕を見ながら、
「上手く縫うのがすべてじゃありません」と語るのは、
人形作家の山下さち子先生。
山下先生は、プロの手芸の先生だが、
この教室は完全な完全なアンオフィシャル。
それもそのはず、“上手くて絵になる裁縫”が目的ではないからです。
「子どもが、描いたとおりの順番で縫いましょう」
僕はキョトンとしながら、「先生、縫いやすい順番はダメということ?」
すると山下先生は語ります。
「子どもがどんな気持ちで絵を描いたのか、
それを追体験できるのが、
この裁縫教室の魅力です。大人の視点はダメ」
一見すると非合理。
それでも、子どもがどんな気持ちで描いたのかを知るには、
その落書きプロセスを知ることが、最も合理的な方法ということ。
僕が今回、題材にしたのは、
2歳の娘が描いてくれた“パパ”。
髪の毛がチョロチョロって(実際は髪の毛フサフサあります)ありますが、
筆跡から判断すると、輪郭描いて、その後に髪の毛を数本描いて、
その後に目を描いたり、口を描いたりと、
順番はテンでバラバラです。
「あーこうやって、描いたのか、コイツ結構、上手に描くじゃん」
「その気づき、いいですね。この刺繍教室の魅力ですね」
「でも先生、このピョロピョロって線になっている髪の毛。
これを真似するのって、すっごく難しいです」
「それは、こうやって、こうする」云々。
そんなやりとりを経て、あっという間の1時間。
ようやく輪郭と髪の毛ができあがりました。
娘は3分くらいで、ササッと描いてましたが……
続きはまた来週ですかね。。肩痛い
てなわけで、ちょっと変わった裁縫教室。
もちろん、どんどんどんどん絵を描いて、
どんどん上手くなる、
そんなわが子の絵日記にもなるのです。
あなたも、落書き裁縫、初めてみませんか?
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